地震の揺れによって柱と壁が破壊されないように、柱と壁の間にスリット(切れ目)を入れる工事です。
地震が起きた際、柱が揺れて湾曲することにより力を逃すのですが、柱と壁がくっついている場合、壁が柱の湾曲を邪魔します。柱と壁の間に切れ目を入れることによって、柱に動く遊びができ、地震の際に柱が想定外の破壊となりにくくなります。
柱を守ることができれば倒壊は防げ、命がたすかるので、非常に有効な工事になります。
なお、1981年以降に建築された建物は、新耐震基準が定められていて、耐震スリットが基本的に使用されています。
施工年:2023年